「オンライン英会話はレッスン時間が短くてすぐに終わってしまう」
「25分のレッスンで効果が出るのだろうか」
このようにオンライン英会話スクールのレッスン時間の短さを理由にオンライン英会話を敬遠している人はいませんか。
短い時間のレッスンで英会話が上達するのか不安になるのも理解できます。
通学型のスクールは1回のレッスン時間が40分以上のところが多いです。
一方、多くのオンライン英会話スクールでは、レッスン時間を1回25分に設定しています。
レッスンを受けている人であれば共感できると思いますが、25分という時間はあっという間です。
25分ではテキストの1単元が終わらないことも多々あります。
不完全燃焼のままレッスンが終了してしまうことも。
だからといって、25分のレッスンで効果が出ないのかというと、そんなことはありません。
オンライン英会話の短い時間のレッスンでも、継続していけば英会話力は確実に伸びていきます。
しかし、ただ惰性でレッスンを受けているだけでは英会話力UPは望めません。
25分という短い時間を有効活用するための工夫が必要です。
この記事では、オンライン英会話の25分のレッスンで最大の効果を出すためのノウハウを紹介します。
「短いレッスン時間で効果が出るか不安」という人におすすめの内容となっていますので、レッスンのタイパを上げたい人はぜひご覧ください。
なお、オンライン英会話スクールで伸び悩んでいる人はこちらの記事も併せてごらんください。
オンライン英会話の1回のレッスン時間は短い

最初に、英会話スクール各社の1回のレッスン時間を紹介します。
以下の表を見て分かる通り、通学型スクールのレッスン時間は40〜50分と長いのに対し、オンライン英会話スクールの場合は1回25分のところが多いです。
スクール | 形式 | レッスン時間 |
---|---|---|
DMM英会話 | オンライン | 25分 |
ネイティブキャンプ | オンライン | 25分 |
ビズメイツ | オンライン | 25分 |
GABA | 通学 | 40分 |
ベルリッツ | 通学 | 40分 |
イーオン | 通学 | 50分 |
オンライン英会話スクールの場合、レッスン時間が限られているため、いかに中身の濃い時間にできるかが英会話上達のカギになります。
オンライン英会話レッスンの効率を上げる方法5選

ここから、オンライン英会話スクールの短いレッスン時間を最大限に活かす方法を紹介します。
「これならできそう」と思ったら、ぜひ今日から実践してみてください。
- レッスンの予習・復習をする
- レッスンノートを作る
- レッスンでの対話文の音読は省略する
- 自分主導でレッスンを進める意識を持つ
- 常にお気に入り講師とレッスンを行う
レッスンの予習・復習をする
オンライン英会話レッスンの効率を上げるひとつめの方法は、レッスンの前後に予習・復習をすることです。
「レッスンのテキストを見るのはレッスンのときだけ」という人はいませんか?
レッスンの前に予習をせず、レッスンが終わっても振り返りをしないという人は案外多いのではないでしょうか。
私もレッスンを始めた頃は予習・復習をしない人でした。
予習をせずにレッスンに臨んでしまうと、レッスンが始まるまでレッスンで学ぶポイントを把握できません。
テキストの内容を理解するところから始まるため、講師の話を聞くよりもまずテキストを理解することに集中してしまいます。
レッスンの途中でようやく内容を理解できるようになるため、それまでの時間をロスすることになります。
講師の話に集中できないのはもったいないですよね。
レッスン前に予習をしておくことで、レッスンで学ぶ内容をあらかじめ把握できるため、いざレッスンに入ったときの理解度が格段に上がります。
予習でわからなかったところがあれば、講師に聞くこともできます。
レッスン前の10分だけでもよいので、予習の時間を作るようにしましょう。
少しの時間であっても、「やる」か「やらない」かで全然違います。
レッスンが終わった後の復習も英会話レッスンの効率を上げるのに役立ちます。
レッスンは毎回単発で新しいことを学ぶのではなく、同じテーマを何度かに分けて学ぶことが多いです。
前回のレッスンの内容を理解していることを前提にレッスンが進むため、前回の内容の理解があやふやなまま次のレッスンに臨んでしまうと、レッスンについていけません。結局前のレッスン内容のおさらいをすることになり、なかなか次の単元に進めない状況に陥ります。
足踏みしている時間はなるべくなくしたいですよね。
レッスンが終わったら学んだ内容を振り返る時間を設け、前のレッスンの内容を理解してから次のレッスンに臨みましょう。
レッスンノートを作る
レッスンノートを作成することも、レッスン効率を上げるおすすめの方法です。
レッスンが終わったら、レッスンを通して得た知識や気づきをノートにまとめておきます。
知らない単語やフレーズをレッスンで学んだのであれば、それらを書き留めます。
単語だけでなく、ノウハウのようなものを記録してもよいでしょう。
たとえば、英語でのプレゼンの仕方のレッスンであれば、「結論を最初に述べる」といったコツを学習すると思います。そういった英語を使う上でのテクニックを書き留めておくのです。
レッスンノートを作っておけば、復習も効率よくできますよ。
レッスンノートは、自分だけの専用テキストです。
書き留めたことを繰り返すことで、知識が定着し、いざ英語を話すときに自分の言葉として口から出てくるようになります。
私はExcel管理が好きなので、手書きのノートではなく、Excelでレッスンノートを作成しています。
カテゴリ別にソートができるので、検索するのも容易です。
スマホでもExcelを開けるようにしているので、電車の中でも復習ができます。
レッスンでの対話文の音読は省略する
レッスンでの対話の音読を省略することも、レッスンの効率を上げる方法のひとつです。
このテクニックは賛否両論あると思います。合う人、合わない人が分かれるかもしれません。
貴重な時間を音読に費やすのはもったいない
英会話スクールのレッスンの一般的な流れは以下の通りです。
- 学習する内容を盛り込んだ対話分を音読
- 対話文に関する質疑応答
- 学習した内容を踏まえたロールプレイ
レッスンの前半は講師と生徒とで対話文を音読するのですが、この音読だけで5分ほど消費します。
講師によっては、二人の対話文の役割を講師と生徒で交代して再度音読させることもあります。そうなると貴重なレッスン時間の多くを音読に費やすことになります。
もちろん音読は英語力UPのために有効な手段ではあると思います。
しかし、音読は講師とのレッスン以外の場でもできます。貴重なレッスン時間を音読に割いてしまうと、講師とのロールプレイングや質疑応答といった貴重なアウトプットの機会を失うことになります。
レッスンでしかできないアウトプットに時間を使いたいですよね。
また、テキストの進み方も遅くなるため、本来なら1レッスンで終わる内容に2レッスン分を費やすようになってしまいます。
音読を省略してアウトプットを最大化する
レッスンでしかできないアウトプットを最大化させるために、レッスンにおける対話や文章の音読を省略することをおすすめします。
もちろん、レッスン前に自分で対話文を音読しておくのが大前提です。
レッスンでは講師に「対話文を読んでください」と言われるでしょうから、「すでに自分で読んであるので次に進みましょう」と言ってみましょう。
そうすることで、対話文に関する質疑応答や内容理解の確認からレッスンが始まるため、より多くの時間を講師との会話に使えます。
25分という限りある時間を有効活用するために、ぜひ一度レッスンでの音読の省略を試してみてください。
いつもよりアウトプットが多くなり、充実した25分になるはずです。
自分主導でレッスンを進める意識を持つ
なるべく自分主導でレッスンを進める意識を持つことも、レッスン効率を上げるテクニックです。
レッスンといえば、講師が主に話し、生徒が聞くという受け身の姿勢になりがちです。
講師の話を聞いてリスニング力を向上させるのも重要ですが、英会話レッスンを受ける目的は「英語を聞けるようになること」ではなく、「英語を話せるようになること」のはずです。
リスニング力の向上が目的であれば、英語の動画を見るなど英会話レッスン以外にも方法はあります。一方、普段の生活の中でスピーキングを向上させる機会はあまりないでしょう。英会話レッスンは話す力を伸ばす貴重な時間です。
レッスンの中で自分が話す時間を増やす工夫をしましょう。
レッスン中に自分が話す時間を増やすためには、自分主導でレッスンを進める意識を持つことが必要です。
自分主導のレッスンには予習が不可欠
自分主導でレッスンを進めるために、予習は欠かせません。レッスンで学ぶ内容がわからなければ、講師のペースでレッスンが進んでしまいます。
あらかじめテキストの内容を把握しておくことで、レッスンは講師から一から学ぶ場ではなく、予習でわからなかったことを講師に確認する場になります。
予習によって、より踏み込んだ理解が可能になります。
講師に確認する姿勢でレッスンに臨めば、自ずと自分から質問することになり、発言機会が増えるはずです。
仮に予習でテキストの内容が全て理解できるのであれば、いきなり質疑応答や講師とのロールプレイからレッスンをスタートしてアウトプットの時間を最大化させることもできます。
オンライン英会話は講師が固定制ではない
講師が毎回決まっている担当講師制の通学型スクールと違って、オンライン英会話レッスンの場合は毎回講師が変わることが一般的です。
初めてレッスンを受ける講師は生徒の強みや弱みを把握していませんので、マニュアル通りにレッスンを進めます。
講師のペースに合わせていると、どうしても講師の話している時間の方が長くなってしまいます。
せっかくのアウトプットの機会を逃してしまいます。
自分が話す時間を最大化させるために、自分からレッスンの仕方を提案するような積極的な姿勢でレッスンに臨みましょう。
常にお気に入り講師とレッスンを行う
お気に入りの講師とレッスンを行うことも、レッスンの効率を上げるコツです。
オンライン英会話スクールの場合、レッスンの講師を毎回自分で選ぶところが多いです。
ただ、毎回同じ講師のレッスンを受けられるわけではありません。特に評価の高い人気講師は予約が埋まっていることが多く、毎日その講師とのレッスンを受けるのは難しいでしょう。
初めての講師とのレッスンは効率が悪い
とはいえ、毎回毎回違う講師のレッスンを受けるのは効率がよくありません。
新しい講師からレッスンを受ける場合、レッスン開始時に自己紹介をすることになります。
お互いの自己紹介だけで5分ほど経過してしまうため、初めての講師とのレッスンはただでさえ短いレッスン時間が余計に短縮されてしまいます。
毎回同じような自己紹介をするのも飽きてしまいます。
また、中にはインターネットの接続が悪い講師もおり、音声が途切れることがあります。
ひどい場合は講師と接続されないまま数分が過ぎてしまうということも。
25分という限られた時間を接続トラブルで無駄にするのは非常にもったいないです。
お気に入り講師で「ハズレ講師」のリスクを回避
一度レッスンを受けたことがある講師であれば、あらためて自己紹介する必要はありませんし、インターネットの接続のリスクも軽減できます。
何度も同じ講師からレッスンを受けていれば講師もこちらがどんな生徒なのか把握できるのでより適切なアドバイスを受けられます。
生徒としても一度話したことがある講師の方が質問がしやすいですよね。
もちろん、オンライン英会話スクールを受講したばかりの頃は、毎回初めての講師とのレッスンになります。一度レッスンを受けてみて「この講師いいな」と思ったら、「お気に入り」に登録しておきましょう。
逆に「この講師のレッスンは受けたくない」と思った場合に予約画面に表示されないよう設定できるスクールもあります。
「ハズレ講師」はブロックしましょう。
お気に入り講師が増えていけば、毎回お気に入り講師の中から選ぶことができるようになり、常に質の高いレッスンを受けられます。「ハズレ講師」によるストレスもなくなります。
まとめ
今回はオンライン英会話レッスンの効率を上げるコツについて紹介しました。
オンライン英会話スクールのレッスンは1回25分のところが多いです。
25分はあっという間に過ぎてしまいますので、1分も無駄にはできません。
25分を最大限に活用するために、ぜひ今回紹介した方法を試してみてください。
すべてを実践するのは難しいかもしれませんが、「これなら自分にもできそう」というものがあればぜひ次のレッスンから試してみましょう。
レッスンの密度を上げて、効率よく英会話力を伸ばしていきましょう。